京都 桜ちらほら十石舟めぐる 京都・岡崎の琵琶湖疏水

京都市左京区の琵琶湖疏水で26日、「岡崎桜回廊ライトアップ&十石舟めぐり」が始まった。疏水沿いの桜はまだちらほら咲きだが、観光客らは、ゆるりと進む舟から見上げる桜や街並みを楽しんだ。

 琵琶湖疏水記念館前-鴨川近くの夷川ダムの1・5キロにはソメイヨシノなど桜400本があり、25分かけて往復する。乗客はガイドの説明を聞きながら移りゆく景色を写真に収め、道行く人に笑顔で手を振った。

 橋の下をぎりぎりの高さでくぐり抜ける際は舟の屋根が下がり、驚きの声も。名古屋市千種区の古川三千子さん(61)は「水面からだと風情があり、違った京都の街の魅力を感じた」と話していた。

 京都府旅行業協同組合や京都市などでつくる実行委員会などが毎年実施している。運航は5月8日までの午前9時半-午後4時半。桜回廊ライトアップに合わせた夜間運航は4月10日までで最終便は午後8時半。有料。