京都 八坂さんに壬生寺に…京都市内各地で「節分祭」始まる

節分(3日)を前に、2日、京都市内の寺や神社などで節分祭が始まり、多くの観光客らがつめかけた。

 壬生寺(中京区)では、厄除けや開運を祈願する「節分会」が始まり、国の重要無形民俗文化財に指定されている壬生狂言の演目の1つ「節分」が上演された。

 「節分」は、人間に化けた鬼が女主人に言い寄り、豆を投げられて追い払われる物語。笛や太鼓の音色に合わせ、ユーモラスな動きで演じる鬼の姿に観客からは笑い声や拍手がわいた。

 八坂神社(東山区)でも、花街の舞妓(まいこ)らがあでやかな姿で舞踊を奉納後、年男や年女の氏子らとともに小袋に入った豆をまき、1年の無病息災を願った。

/////
舞妓しっとり、豆まき 京都・八坂神社

節分行事が2日、京都市内の社寺で始まった。

 東山区の八坂神社では、京の花街から訪れた舞妓が豆をまき、参拝者の招福を祈った。

 午後1時、舞殿で先斗町歌舞会の舞妓が舞踊を奉納し、しっとりとした舞が参拝者を魅了した。舞妓たちと年男、年女が豆をまき、袋に入った豆が次々と宙に舞うと、舞殿を囲んだ参拝者が手を伸ばして求めていた。

 弥栄雅楽会の演奏や宮川町歌舞会による豆まきもあった。埼玉県川越市から訪れた美容師佐藤紗子さん(30)は「何とか落ちた豆を拾えた。残り物には福がある。いい年になりそうなので、ぜひ縁結びをお願いしたい」と話していた。

 3日は、花街では午後1時に祇園甲部、午後3時に祇園東の各歌舞会による奉納舞踊と豆まきがある。

/////
参考

舞妓しっとり、豆まき 京都・八坂神社
/////